ハウスエージェンシー

先週、ハウスエージェンシーについて紹介しましたが、聞き慣れない方も多いと思います。
ハウスエージェンシーというのは、企業グループに属する広告会社で2種類あります。

一つめは、鉄道会社やバス会社など自社の広告媒体を専門に扱う広告代理店で、二つ目は、ある企業グループに属し、そのグループの広告を一手に引き受ける広告代理店です。

多くの会社では、ロゴマークや社名ロゴ・社名フォントなど表示する際の規定を設けています。
また、景品表示、広告表示など業種による法的規定や社内規定を設けている会社もありますが、発注部署が多岐に渡る企業は発注ごとに差異が生じてしまいかねません。

専門性が高いプロ集団であるハウスエージェンシーは、法的規制や会社のルール・規定も把握しているので差異を防ぐことができ、また、機密漏洩対策にもなります。

ところで人数が限られる在韓日系企業など、広告関連業務を他の業務と並行して担当しているケースが見受けられます。
他業務が忙しいと、それぞれの業務が疎かになる虞れがあります。
外部にアウトソーシングすることで、プロの視点による提案が得られるだけでなく、法制や内規に添った展開も容易となります。

かつて、あるホテルのバンケット部門の広告を1年間、受託したことがあります。
広告は2部門のスタッフがバラバラに発注・手配していたため、一貫性がなく、無駄もありました。
そこで、1年間、広告を一元管理してほしいという相談を受けたものです。

月1回、企画会議に出席し方針を定め、その方針に従って企画の詳細を立案します。
ホテルのスタッフが他業務に専念している間も、企画と広告の準備・手配は進みます。
スタッフはアウトソーシング先が提示した内容を選択し、確認するだけですので、他の業務に支障をきたすことなく、効率的に効果的な広告出稿ができます。

効果については次の機会にご紹介します。

おまけー
ここ数日、ソウルはめっきり肌寒くなりました。
連休、遠出をせず家を整理していたら、静岡茶と宇治茶が出て来たので、近所で急須を買いました。
炊きたてのご飯に熱い茶や出汁をかける「茶漬け」もまた、いまどきの季節に嬉しい日本の味です。

出汁茶漬けは、足利義政や織田信長も好んだといわれ、緑茶をかける茶漬けが庶民に普及したのは元禄時代とか。
「からくれない」では、しばらく新しいお店を紹介しておりませんが、自宅で日本の伝統料理「お茶漬け」を味わってみてはいかがでしょうか。
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kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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