またまた印刷用紙
- 2012/10/28
- 日本語・印刷
印刷用紙には、一般に使われる上質紙や広告印刷用のコート紙、写真をきれいに刷るアート紙などと特殊紙があります。
上質紙は、コピー用紙にも使われていますが、主に書籍などで使われ、韓国では白色紙といいます。
上質があるなら、品質が劣る紙もあるの?という疑問が生じます。
中質紙という紙もありますが、印刷ではあまり使いません。
コート紙には、光沢のコート紙とつや消しのマットコート紙があります。
写真の質はアート紙より劣りますが、アート紙に比べて値段が安いので、チラシやカタログなどに使います。
コート紙は鉛筆で書き込みはできず、印章のノリもよくないので、書き込みが必要な印刷物ではマットコートがおすすめです。
アート紙も光沢のアート紙とつや消しのマットアート紙があります。
純白の用紙で写真がきれいに印刷できますが、コート紙に比べて値段が高く、コシも弱いので、品質にこだわる印刷で、部数もさほど多くないケースでおすすめします。
レザックやタントといった凹凸のあるエンボス紙をよく見かけます。
レザックもタントも日本ではオーソドックな特殊紙ですが、韓国でも普及しています。
茶色っぽい封筒や紙袋を見ますが、クラフト紙という漂白しない用紙で、強度が強く、主に包装材に使います。
印刷団地で、クラフト専門業者も見かけました。
ユポという紙は水に濡れても大丈夫な紙で、ユポ紙を使ったポスターは、何度でも使い回しが可能な優れもの。
折りに弱く、折り畳んでも開いてしまう性質をもっていて、とくに目に逆らって折ると、反発してすぐに開いてしまう性質から、日本では選挙の投票用紙に使われています。
投票箱に入れた途端に開くので、開票作業がはかどります。