まず、できることからやってみる
- 2012/12/1
- 韓国ビジネス
何かを成そうと思ったら、行動を起こすことが大切です。
できることからやってみること。
用意周到も良いのですが、行動してみて、やってみてダメだったら修正すれば良いのです。
「石橋を叩いて渡る」といって、なかなか行動を起こさない人がいます。
用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うという意で、「石橋を叩く」という軽い行動を起こしてから「橋を渡る=本格的に物事に取り組む」と解釈すべきなのですが、「石橋を叩かず渡らない」人や企業も少なくありません。
切羽詰まってから、慌てて実行すると「石橋を叩いて壊す」ことにもなりかねません。
石橋を叩くという行動を起こすことで、どのように渡れば良いか見えてくるものなのです。
ここ数年、ソニーやパナソニックなど、テレビをはじめとする家電のシェアを韓国企業に奪われて、事業の縮小を余儀なくされている問題が提起されています。
松下幸之助の「やってみなはれ」という語録がありますが、韓国のSAMSUNGやLGは、この「やってみなはれ」を実行しているのです。
SAMSUNGのテレビは、世界で大きなシェアをもっていますが、SAMSUNGは、ある国にテレビなどの商品を売る場合、はじめに社員を派遣します。
その社員は、その国を知り、その国のニーズを会得することに専念します。
そして、その国とニーズを会得してから、その対象国向けの商品を作って、売り込みをかけます。
その社員の派遣が石橋を叩くこと、そしてその対象国向け商品の製造、販売が橋を渡るという行為なのです。
日本企業の衰退は、石橋を叩いて渡らないことが最大の原因です。
SAMSUNGは、石橋を叩いて橋を渡っています。
まずは、できる行動を起こすこと、そして、行動で得た成功や失敗をもとに修正しながら取り組むことが大切なのです。
できることから、やってみなはれ。