日本のDVD視聴

先週、日本のテレビ視聴について書きましたが、今回はDVDの話しです。

日本から持って来た、あるいは、日本で買ったDVDを韓国のDVDプレイヤーで観ることができない経験をした人もいるのではないでしょうか。

DVDには、リージョンコードというものがあります。
映画は、国よって公開時期に差があり、たとえばハリウッド映画は、まず、アメリカで上映されてから、その後に、世界各地で上映されます。
日本で公開される前に輸入版のDVDが市場に出回ると、映画の興行収入が落ちてしまいます。
また、国によってDVDソフトの価格差や著作権などの問題もあり、多くのDVDソフトにリージョンコードが設定されています。

リージョンコードが設定されていないリージョンフリーのDVDもありますが、多くのDVDにはリージョンコードが設定されていて、日本と韓国は、このリージョンが異なるため、日本で買ったDVDソフトを韓国で観ることができないのです。

アメリカやカナダのリージョンコードが1で、ヨーロッパと日本は2。
韓国、台湾、香港、東南アジアは3、中南米が4、中国本土は6、国際線などが8です。

ヨーロッパと日本はリージョンコードが同じですが、テレビの方式が日本はNTSCで、ヨーロッパはPALと異なります。

韓国のDVDプレイヤーで日本のDVDを観るために、DVDプレイヤーのリージョンコードを変更する方法があります。
リージョンコードをする変更する方法は、メーカーでは公表していないため、ASに持ち込むことになります。
また、一度、変更したDVDプレイヤーを元に戻すことは、できないルールとなっていますので、日本のDVDを観るためにリージョンコードを変更してしまうと、今度は韓国のDVDを観ることができなくなります。

公式には、日本用と韓国用、2台のDVDを持つ必要があります。

あまり大きな声ではいえませんが、1台のDVDプレイヤーで両方を観る裏技もあります。
リージョンは1〜8のコードのほか、リージョンALL(0)もあります。
プレイヤーのリージョンをALL(0)に設定できれば、日本と韓国はもちろん、異なるリージョンのDVDも観ることができますが、メーカーのASはリージョンALL(0)の設定はしてくれません。

ちなみに私のプレイヤーは、欧州向けの並行輸入品で、そのままでは韓国では使えないため、代理店でリージョンALL(0)にしてもらいました。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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