印刷スタッフその2 後工程

印刷物の製作には多くのスタッフが関わっています。
印刷の工程は、大きく分けて前工程(プリプレス)と後工程があります。
デザインから製版までが前工程。印刷、製本、仕上げが後工程です。

前工程
「ディレクター」デザイナーやコピーライターと協力してコンセプトを形にしていきます。
「コピーライター」コピーを書くほか、発注者が書いた原稿のリライトも行います。
ネイティブチェックもライターの仕事です。
「デザイナー」DTPの進歩で、デザインから写植、版下、製版までこなすようになりました。
「カメラマン」デザインに合わせて写真を撮ります。
「イラストレーター」コンセプトにそってイラストを描きます。
「写植•版下」デザイナーがMac上で製作することが多くなりました。
「製版•フィルム出力」Macで制作したデータをそのままフィルムで出力できるようになりました。
Windowsで作業するデザイナーもいますが、Macが主流です。

後工程
「工務」印刷用紙の手配、印刷、製本•仕上げなどを段取りします。
「刷版」出力されたフィルムを印刷機にセットするPS版という原版に複写します。
なお、デジタル印刷には、この工程はありません。
「印刷」カラー印刷は4色のインクの組み合わせで色を表現します。
「製本•仕上げ」紙を裁断したり、折ったり、製本したりして、仕上げます。

以前は、製版が終わると専用の機械で出力して、色校正を行っていました。
印刷も色校正を参照して色調を整えましたが、最近はDTPが主流で、色校正を行わずに、画面上で確認をすることも少なくありません。

印刷は、C•M•Yの3原色にBkを加えた4色で色を表現します。(色材の3原色)
パソコンのモニターはRG(レッド)•G(グリーン)•B(ブルー)の3色で色を表現します。(光の3原色)
モニターは、画面の調整によっても色調が変化しますし、画面上で見た色と実際の刷り上がりには誤差が生じます。

3gen.jpg

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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