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Newsweel 韓国政府、「K-防疫」を過信してワクチン手配に出遅れた?
- 2020/12/21
- Newsweek 韓国事情
<韓国では、政府が当初に成功を収めた韓国の新型コロナウイルス対策「K-防疫」を過信するあまり、ワクチンの手配で出遅れたという声が上がっている……>
新型コロナウイルスの感染者は世界中で急増しているが、韓国でも新型コロナウイルスの1日あたり新規感染者が連日1000人を超え、医療現場が混乱している。入院待機中の感染者が死亡し、救急搬送された患者が、治療を受けられない事態に陥った。
韓国政府が、感染が拡大しはじめた当初に成功を収めた韓国の新型コロナウイルス対策「K-防疫」を過信するあまり、ワクチンの手配で出遅れたという声が上がっている。
病床ひっ迫で医療崩壊の危機
2020年12月15日、60代の新型コロナウイルス感染者の遺体がソウル市内の自宅で発見された。死亡した感染者は、同居していた配偶者が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたため、同月11日に検査を受け、翌12日に感染が確認された。東大門区保健所は市の生活治療センターに入院させることを決めたが、ソウルでそれまで最多の399人の感染が判明した日と重なり、当局は病床の配分を断念、すぐには入院できなかった。