価格と品質
日本では100円ショップやディスカウントショップをはじめ、安くて良いものがたくさんあります。韓国はというと、品質が良いモノは高く、安いモノは品質が良くないのが普通で、安くて良いモノは、滅多にありません。せいぜい、在庫処分品かロットが多いまとめ買いくらいです。この良いモノは高く、安いモノは品質が良くないのは、各種製品はもちろん、役務や特注品も同様です。たとえば、建築。つい先月にも、建築中の建物が傾斜したというニュースがありましたが、見積額を比較して安い業者に発注した結果、追加工事の費用が発生したり、あるいは、完成・引渡しから短期間で改修が必要となることがあります。傾斜や崩壊は滅多にありませんが、飲食店など、開店から比較的短期間で、大幅な改装工事を行っている事例をいくつか見てきました。この低価格=低品質、高品質=高品質は、PLUXの業務である看板製作や印刷などでは茶飯事です。ある日系企業は、会社の顔となる看板を格安で発注しました。格安業者は、発注元の会社の指定のロゴカラーや指定フォントを使わずに製作し、弊社が再製作を請け負いました。指定カラーは弊社の得意分野です。指定の英語社名は一般フォントではなかったため、米国のサイトから購入しました。また、印刷物でもコストを下げる手法がいくつかあります。日本の印刷会社では、品質低下を招くことから使ってはいけない手法として、研修などで指導を受けることがあります。韓国の印刷現場を回ると、それらを行っている場面をよく目にします。多くの看板業者や印刷業者などが、品質を二の次にして、価格競争を行い、その結果、低価格・低品質となっている事例が少なくありません。あらゆる分野において、日本では低価格でも最低限のレベルをクリアしているのが普通です。一方、韓国では、低価格=低品質、高品質=高価格が普通です。消費者はわかっています。日本と同じ感覚で、最低限の品質をクリアしているだろうと期待し、見積額のみを比較して発注。結果、出来上がりを見て韓国は品質が悪いと妥協する例がよくあります。韓国には品質にこだわっている事業者や技術者やがたくさんいます。日本の平均レベルを上回る技術者も少なくありません。サプライヤーとなる取引先には、価格競争の前に、品質で競わせること。一定の品質をクリアできる事業者のなかから見積額を比較して発注する。韓国では高品質・高価格は当たり前。誰もがそう認識しています。看板やカタログなど、製品やサービスとは直接関係ない部分でも低品質は発注者の製品やサービスの質に対する不信ともなりかねません。品質に妥協して価格を重視していないか、いま一度、見直してみましょう。おまけ;…
全羅北道ツアーその2
全羅北道ツアーの後半は、パンソリ体験から全州韓屋村、そして益山(イクサン)の百済遺跡へと続く。前編(茂朱テコンドー園・馬耳山塔寺)とあわせて1泊2日でまわるコースだ。
パンソリ体験
パンソリは、韓国の伝統的な語り物音楽で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。体験プログラムでは、まず歌詞を学んでから、講師のあとについて実際に歌ってみる。メロディー自体は難しくないが、楽譜を使わずに口伝で継承されてきた音楽であるため、西洋音楽に慣れた人には独特の難しさがある。
全州韓屋村
全州を代表する観光地で、700棟を超える伝統韓屋が密集して建ち並ぶエリアだ。順天の楽安邑城や安東の河回村のような素朴な民俗村とも、ソウルの北村のような閑静な住宅地とも異なり、格式のある伝統家屋が街並みとしてぎっしり集まっている独特の空間になっている。新しく建てられる建物も伝統様式に合わせて建築されるため、街全体の景観が保たれている。全州名物のビビンバも、この韓屋村周辺で味わえる。
益山・王宮里遺跡
百済の武王(在位600−641年)の時代の王宮跡とされる遺跡だ。従来、聖王が泗沘(現在の扶余)に遷都してから百済滅亡までの間、都はずっと泗沘にあったと考えられていたが、発掘調査により武王の時代にこの益山にも王宮があったことが判明した。百済史の理解を書き換える発見として注目され、現在は復元整備が進められている。
益山は、扶余・公州と並んで古代日本と交流の深かった百済の重要な遺跡群があるエリアだ。2015年には「百済歴史地区」として、公州・扶余の遺跡群とともにユネスコ世界文化遺産に登録されている。
よくある質問
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全羅北道ツアーその1
全羅北道(チョルラブクド)には、テコンドーの聖地から神秘的な石塔寺、伝統家屋が並ぶ韓屋村まで、バラエティに富んだ見どころが揃っている。この記事ではツアー1日目の内容を紹介する。
茂朱(ムジュ)テコンドー園
テコンドーの発展・普及を目的に整備された施設で、リゾート地として知られる茂朱に位置する。茂朱と慶州が候補地となり、韓国全土からのアクセスの良さから茂朱に決まった経緯がある。専用競技場のほか、室内公演場、宿泊施設、テコンドー博物館、体験館などを備え、テコンドーの型や実演を見学・体験できる。
鎮安(チナン)馬耳山塔寺
巨岩の山に囲まれた谷間に、石を積み上げて作られた塔が林立する不思議な光景で知られる寺だ。駐車場から巨岩の谷間を抜け、池のほとりを通って歩くハイキングコースの先に塔寺があり、大小合わせて約80基の石塔が立ち並ぶ。上から見下ろす境内の全景も見どころのひとつ。
全州(チョンジュ)のマッコリ文化
全州はマッコリの産地としても有名で、専門店で地元のマッコリを味わいながら旅の疲れを癒すのも定番の楽しみ方だ。
韓紙の団扇づくり
2日目の朝には、韓国の伝統色である赤・黄・青・黒・白の五色を使った韓紙の団扇づくり体験ができる。台紙に色紙を糊付けし、乾燥させてから縁を整える昔ながらの技法で、完成までに手間と時間がかかる伝統工芸だ。
よくある質問
Q.…

Schneider Kreuznach
シュナイダークロイツナッハ(Schneider Kreuznach)はドイツのレンズメーカーで、ライカやハッセルブラッドにレンズをOEM供給しています。
いま、デジタルカメラはキヤノンとニコンの2大メーカーをソニーやパナソニックが追っていて、世界シェアの80%以上を日本ブランドが占めています。
普及機では圧倒的シェアをもつ日本ブランドですが、高級機はドイツのライカ(LEICA)やローライ(Rollei)、スエーデンのハッセルブラッド(HASSELBLAD)が有名です。
それら高級機にレンズを供給しているのが、ドイツのカールツァイスとシュナイダーです。
韓国で売られているデジタル一眼カメラ用のZEISSは長野県に本社をおくコシナ社が製造しています。
韓国ではサムスンがSchneiderブランドのデジカメ用レンズをライセンス生産しています。
今日紹介するSchneider…
訪韓日本人と韓国投資
2013年の訪韓日本人は対前年比22%減。日韓の政治問題に起因して減少したという報道がありますが、どうなのでしょうか。…

ヤマメ祭り
2週間ほど前ですが、観光公社が主催す…

日本の味
旧正月のお休みはいかがお過ごしでした…
慶州2その2
慶州観光のもうひとつの見どころが、日没後の東宮と月池(アンアプチ)、そして仏国寺・大王岩・慶州国立博物館という郊外エリアだ。日中に大陵苑や瞻星台をまわったなら、夕方以降はこちらのコースを組み合わせるとバランスの良い旅程になる。市街地の史跡が徒歩圏に集まっているのに対し、こちらは車移動が前提のエリアが多い点が特徴だ。
見どころ1:東宮と月池(アンアプチ)の夜景
統一新羅時代、王子が暮らした離宮の跡地で、かつては雁鴨池(アンアプチ)の名で親しまれてきたが、発掘調査の成果を受けて正式名称は「東宮と月池」に改められている。池に張り出すように復元された楼閣がライトアップされ、水面に映り込む姿は慶州を代表する夜景のひとつだ。日没後に訪れるのが定番で、月精橋とあわせて夜のコースに組み込む旅行者が多い。園内は1周20〜30分ほどで歩いてまわれる広さで、夜でも比較的安心して散策できる。
見どころ2:仏国寺(プルグクサ)
慶州を代表する寺院で、1995年にユネスコ世界文化遺産に登録された。石造りの階段や石塔など、新羅時代の高度な石造建築技術を随所で見ることができる。韓国では修学旅行の定番の訪問地でもあり、団体旅行の学生や、思い出の地を再訪する卒業生の姿もよく見かける。紅葉の季節は、境内の石造建築と紅葉のコントラストが特に美しい。
見どころ2.5:石窟庵(ソックラム)
仏国寺と同じくユネスコ世界文化遺産に登録されている石窟寺院で、山の中腹に位置する。花崗岩をくり抜いて造られた本尊仏(釈迦如来坐像)は、新羅の仏教美術を代表する傑作とされる。仏国寺からは車で20分ほど山道を登った場所にあり、あわせて訪れるのが定番のコースだ。ただし行楽シーズンや週末は道路が渋滞しやすく、時間帯によっては断念せざるを得ないこともある。
見どころ3:大王岩(文武大王陵)
慶州市街から車で30分ほど、感恩(カムン)洞の海沿いにある、新羅30代・文武王の海中陵とされる岩礁だ。文武王は、朝鮮半島を統一した新羅の王として知られ、「死してなお国を守る」という遺言に従い、遺骨を海に散骨したという伝説が残る。展望台から見る岩礁は、波が穏やかな時間帯であれば近くまで寄って眺めることができる。周辺は海鮮グルメの店も多い。
あわせて訪れたい:感恩寺址三層石塔
大王岩に向かう途中には「感恩寺址(カムンサジ)」もある。文武王の遺志を継いだ息子・神文王が、父の菩提を弔うために建立した寺の跡地で、現在は2基の三層石塔(国宝)だけが田園風景のなかに立っている。建物は残っていないが、その分、統一新羅初期の石塔建築の姿をそのまま伝える貴重な史跡として知られる。
見どころ4:慶州国立博物館
慶州一帯から出土した新羅時代の遺物を集めた博物館で、入館は無料(一部特別展を除く)。目玉は、古墳から出土した黄金の王冠だ。薄い金板を切り抜いて作られた新羅王冠は、当時の高度な金工技術を伝える代表的な文化財として知られる。石仏庵(ソックラム)とセットで訪れるのが定番だが、道路が混雑する行楽シーズンは博物館だけに絞るのも選択肢のひとつだ。
モデルコース
午前は仏国寺(時間と道路状況が許せば石窟庵も)、昼過ぎに感恩寺址と大王岩で海沿いの景色を楽しみ、夕方に慶州国立博物館、日没後に東宮と月池の夜景というのが、無理のない1日の流れだ。仏国寺・石窟庵・大王岩・感恩寺址はいずれも郊外にあり、公共交通機関だけでまわるのは難しいため、レンタカーかタクシーでの移動が現実的。前日に慶州市街の見どころをまわっているなら、この日は郊外エリアに専念すると効率が良い。
訪れるタイミング
石窟庵・大王岩は郊外にあるため天候の影響を受けやすく、雨の日は視界が悪くなる。晴天の日を選べるなら、午前中に石窟庵、午後に海沿いの大王岩というように、山と海を組み合わせるとメリハリのある旅程になる。
よくある質問
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慶州その1
慶州(キョンジュ)は、新羅千年の都だった古都で、日本でいえば奈良のような位置づけの街だ。紀元前後に建国された新羅は、935年に高麗に滅ぼされるまでこの地を都とし続けた。市内のあちこちに古墳や史跡が点在し、まるで街全体が屋根のない博物館のような趣がある。ソウルからKTXで日帰りも可能だが、見どころが多いので一泊二日でまわるのがおすすめだ。
新羅千年の歴史
新羅は朝鮮半島の三国(高句麗・百済・新羅)のひとつで、7世紀に唐と結んで百済・高句麗を滅ぼし、朝鮮半島の大部分を統一した。統一新羅の都として栄えた慶州には、当時の王宮や寺院、王陵が数多く残り、1979年には市街地一帯がユネスコの世界文化遺産に登録されている。
アクセス
ソウル駅からKTXで新慶州駅まで約2時間。新慶州駅は慶州市街のはずれにあるため、市内へはバスやタクシーでの移動が必要になる。行楽シーズンの週末は混み合うので、時間に余裕を持って動きたい。
見どころ1:校洞村(キョドンマウル)
木造瓦葺きの伝統家屋が保存されている民俗村で、実際に人が暮らす街並みを歩いて見学できる。太鼓体験など、簡単な伝統文化体験ができる施設もある。村内には、朝鮮時代に「ノブレス・オブリージュ」を実践した資産家として知られる慶州崔(チェ)家の旧宅も残っており、当時の両班(貴族階級)の暮らしぶりを伝えている。また、キンパ(韓国海苔巻き)の行列店もあり、散策の合間に立ち寄る人が多い。
見どころ2:大陵苑(テルンウォン)と天馬塚
慶州市内には、土まんじゅうのような形をした新羅時代の古墳が点在しており、その集合地が大陵苑だ。なかでも天馬塚は、韓国で唯一、内部に入って見学できる古墳として知られる。副葬品のレプリカや、古墳の断面構造をそのまま見ることができる、慶州観光の定番スポットだ。
移動のコツ:レンタサイクル
慶州は史跡同士がほどよい距離に点在しているため、レンタサイクルでの移動が定番だ。大陵苑や瞻星台の周辺には貸自転車店が多く、電動アシスト自転車を扱う店もある。歩くには少し遠い距離も、自転車ならスムーズにまわれる。
見どころ3:瞻星台(チョムソンデ)
7世紀、新羅の善徳女王の時代に建てられたとされる、東洋最古の天文台だ。花崗岩を積み上げたシンプルな円筒形の姿ながら、当時の天文観測技術の高さを伝える史跡として、修学旅行の定番コースにもなっている。周辺は芝生の広場になっており、写真撮影スポットとしても人気だ。
瞻星台のすぐ近くには、新羅建国の始祖・朴赫居世(パク・ヒョッコセ)にまつわる伝説が残る「鶏林(ケリム)」という森もある。大陵苑・瞻星台とあわせて徒歩で回れる距離にあり、緑豊かな散策路として地元の人にも親しまれている。
見どころ4:月精橋(ウォルジョンギョ)の夜景
新羅時代の橋を復元した木造橋で、発掘調査をもとに2018年に両端の楼閣まで含めて完成した比較的新しい史跡だ。日没後はライトアップされ、川面に映る姿が美しいことから、慶州随一の夜景スポットとして人気がある。入場・駐車ともに無料で、開放時間は午前9時から午後10時まで。旅程に夜の時間帯を組み込めるなら、ぜひ訪れたい場所だ。
周辺スポット:皇理団길(ファンリダンギル)
大陵苑のすぐ外側に広がる「皇理団길」は、韓屋を改装したカフェや雑貨店が並ぶ、近年人気の通りだ。伝統的な街並みのなかに今どきの店が溶け込んでおり、史跡めぐりの合間に一休みするのにちょうど良い。夕方以降は、ライトアップされた大陵苑の塀沿いを散歩する人でにぎわう。
訪れるタイミング
春は桜、秋は紅葉と、季節ごとに古墳エリアの表情が変わるため、一年を通じて観光客が絶えない。日中は史跡めぐり、日没後は月精橋のライトアップというように、昼と夜で行き先を分けて組み立てるとメリハリのある旅程になる。
グルメ
校洞村周辺にはキンパの人気店のほか、伝統茶やお餅などの軽食を出す店も多い。慶州は観光都市らしく、市内中心部にも食堂やカフェが充実している。
よくある質問
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マッコリソムリエ体験で学ぶ、韓国の伝統酒の奥深さ
マッコリというと安価な酒というイメージを…

ひっつみ
秋になると恋しくなる日本の郷土の味と、それによく似た韓国料理の話。東北地方の秋の味覚「芋の子汁」と「ひっつみ」、そして韓国のB級グルメ「スジェビ(수제비)」を紹介する。
芋の子汁(いものこじる)
「芋の子」は里芋の別称だ。河川敷など屋外で鍋を囲んで芋の子汁を食べる「芋煮会」は、山形県の秋の風物詩として広く知られている。山形のほか、岩手・秋田・宮城・福島・栃木といった地域でも定番の秋の味覚だ。地域によって「芋煮」「芋の子汁」「芋の子喰い」など呼び方が異なる。
材料は里芋、鶏肉か豚肉、ニンジン、ごぼう、大根、ネギなどの野菜。いずれもソウルで手に入る食材ばかりなので、韓国に住んでいても再現できる一品だ。
ひっつみ
もうひとつの「ひっつみ」は、南部小麦の産地である旧南部領(現在の岩手県北部から青森県東部)の郷土料理。小麦粉を練って固めたものを手で「ひっつまんで」汁に投げ入れて作ることからこの名がついた。「とってなげ」とも呼ばれる。
韓国のスジェビ(수제비)
ひっつみは地域限定の郷土料理のため、韓国で材料を揃えて再現するのは難しい。しかし、そっくりな料理が韓国にある。B級グルメとして親しまれている「スジェビ」だ。
スジェビも、小麦粉を練った生地を手でちぎって汁に入れて作る。出汁も具材もひっつみとはまったく異なるが、生地の食感や作り方の発想はよく似ている。ひっつみの代用として味わうと、どこか懐かしさを感じる一品だ。
韓国では雨の日にスジェビやチヂミを食べる習慣があり、街の食堂や市場の屋台で気軽に味わえる。ソウルなら在来市場の食堂で見かけることが多い。
よくある質問
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仁川チャイナタウン
仁川チャイナタウンは、仁川駅前に広がる韓国最大級の中華街だ。1883年の仁川開港をきっかけに清国の租界(外国人居留地)が設けられ、移住してきた華僑たちが築いた街で、隣接する旧日本租界の近代建築とあわせて、韓国では珍しい多国籍な街並みが今も残っている。仁川駅から歩いてひと通りまわっても2時間ほどの規模で、ソウルから日帰りでも訪れやすい。
アクセス
最寄りは地下鉄1号線・仁川駅(1号線の終点にあたる駅)。駅を出るとすぐ「韓国鉄道発祥の碑」があり、道路を挟んだ向かい側がチャイナタウンの入口になる。ソウル市内からは1号線で1時間前後。仁川国際空港から向かう場合は、空港鉄道からの乗り継ぎが便利だ。終点駅ということもあり、平日の午前中など時間帯によっては比較的ゆったり見学しやすい。
街の成り立ち
開港当時に移り住んだ華僑の子孫は今も仁川に根を張っており、街には華僑の子どもたちが通う「仁川華僑中山学校」もある。租界制度自体はとうに廃止されているが、100年以上にわたって受け継がれてきた華僑文化が、街並みや食文化にそのまま息づいているのがこの街の特徴だ。中国大陸ではなく台湾系の華僑が多いことも、韓国の中華街ならではの特徴とされる。
見どころ1:韓国式ジャジャン麺発祥の地
韓国式ジャジャン麺(黒い甘辛ソースの焼きそば)は、このチャイナタウンで生まれたというのが定説だ。発祥の店とされる老舗「共和春」は1983年、華僑の財産権を制限する当時の政策の影響で閉店したが、その建物は2012年から「チャジャンミョン博物館」として公開されており、ジャジャンミョン誕生の歴史や当時の帳簿・食器などを見ることができる。なお、現在チャイナタウン内で営業している「共和春」は、この歴史ある店とは別の店舗なので混同しないよう注意したい。
見どころ2:旧日本租界の近代建築群
チャイナタウンのすぐ隣には、開港期に建てられた日本の銀行の旧支店建物が今も残る。
・旧第一銀行仁川支店…
