
PR手法
韓国には値札がない店がよくありますが、値段を尋ねると即座に答えが返ってきます。はじめは適当なことを言ってるのではないかと疑わしく感じたこともありましたが、取り扱う品目が限られるので覚えられるようです。どの店に行っても、いわゆる売れ筋の商品ばかり並んでいます。言い換えりと、どこでも同じ商品を扱っているので、値段くらいしか差異がありません。韓国はシェアを独占するメーカーや商品が多い特徴がありますが、どの小売店でも売れ行きの多い(同じ)商品を置くので、その商品ばかりが売れて、さらなるシェアの拡大につながっているのかもしれません。さて、日系企業を訪問すると売り上げが伸びたら広告を出したいという話をよく聞きます。日本では販路を拡大してから大々的な広告展開を図るのが一般的です。日本のデパート、スーパー、コンビニ等のバイヤーは、常に新しい商材を探しています。新しく採用した商材は、すべてのチェーン店の店頭に並びます。消費者は聞いたことがない商品は買ってくれないので、このタイミングで消費者に手にとってもらうため、4大媒体を活用した広告展開を図ります。消費者は「広告で観た商品」を選びます。ちなみに、以前はテレビ、ラジオ、新聞、雑誌を4大マス媒体と呼んでいましたが、いまはテレビCM、新聞広告、インターネット広告、折込広告が4大広告媒体です。一方、韓国では店頭に並ぶ前に大々的な広告展開を図ることが多々あります。デパートやマート、コンビニの本部が採用を決めても、個々の店頭には並ぶとは限りません。店長やFCオーナーは売れ筋商品を優先的に販売します。聞いたことない新商品は置いてすらくれません。そこで、店頭に並ぶ前に広告展開を行います。広告やネットで評判になれば、その商品を求めるお客様が店を訪れます。店長やオーナーは「CMで観た商品」を店頭に並べてくれます。店頭においてもらえなくてもインターネットが普及しているので、ネット販売も可能ですが、ネット検索は「正確なメーカー名・商品名」を入力しないと、なかなか商品情報まで辿り着きません。PRは販売手段というだけでなく、販売機会を得るための手段という側面もあるのです。————————————————————————–■…

挨拶状と感謝状
いよいよ3月、日系企業だと異動になる…

合弁と意思決定 その3
旧正月はいかがでしたか?さて、韓国はもともと中央集権国家で、日本は合議制封建国家でした。https://pluxpr.wordpress.com/2015/02/03/日系企業・日本企業が韓国企業を訪問すると、即決を求められる場面が多々あります。日本式の合議制封建社会のもとでは、重要な意思決定は1人では行いません。権限の範囲は所属する組織内に限られ、子会社や部門とも協議なり、根回しをすることが多々あります。個人ではなく連帯で意思決定を行い、連帯で責任を取る仕組みです。権限が所属する組織に限られるシステムは封建制、社内協議や根回しは合議制を踏襲しています。現地法人等で、担当者が起草して(韓国の)責任者が承認したあと、日本社の稟議を諮る等の手順も一種の合議制といえるでしょう。一方の韓国はというと中央集権制。中央集権のもとでは、中央政府から任命された官吏が中央の権限を代行して裁定を下しますが、同じように韓国企業側の商談相手は、会社のすべての権限を行使します。単独で意思決定し、単独で責任を取る仕組みです。表題にある合弁における意思決定では、日本側は合議制封建主義に則って、話し合いでの解決を求めるのが一般的ですが、一方の韓国側は担当者が単独で意思決定を行います。短期での結論が必要な場面では、勢い単独の意思決定に慣れている韓国側担当者の意見が通りやすくなりがちです。この意思決定のシステムは、責任者はもちろんのこと、一般社員まで浸透しています。日本では「社長、専務、部長などの役職は、その役職に与えられた役割を果たす責任者」とすべての社員が認識しています。社長といえども他の役員、他の役職者の権限を侵すことはできません。一方の韓国はというと社長第一主義。本人はもとより全スタッフが、「社長は全権をもつ人」と認識しています。合弁に限らず、現法社長や支店長などの現地責任者が日本社の稟議を得る場面を見て、日本人社員は日本社での根回しや協議をしていると考えるのが普通ですが、韓国人社員は日本を見て仕事をしている、あるいは権限がない人と見られかねません。どちらが良いとか悪いとかではなく、文化の違いなので、そういうものだと考えて対処することです。——————————————————————–■…

閑話休題;税金と社会保険
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合弁と意思決定
PLUXは印刷、WEB、販促品をメインとする広告会社です。日系企業等のPRや韓国企業の日本向けPRなど、日本と同等レベルのサービスと日本の広告会社と同レベルの企画提案を行っています。提案を進めるなかで、よく「合弁なので、(合弁)相手先の意向も聞く必要がある」という回答を耳にします。「合弁なので、両社に聞かなければならない」と言われることもあります。さて、日系企業の合弁の多くは、2つに分けられます。まずは韓国ブランドに製品やサービスを提供する合弁企業があります。部品などB…

ソウルのカフェ
先週、フランチャイズ展に行ってきました。
ちょっと前まで多かったチキンは殆どなく、カフェが目立ちっていました。
いまの流行なのでしょう。
日本のドトールやスターバックスなどの200円台に慣れた目から見ると、韓国のカフェは異常に高く感じます。
コーヒーの関税率は8~11%と他の一般食品とかわりません。
コンビニなどには、1000Wコーヒーもあるので、日本と同じ価格でも採算は合うだろうと推察します。
某チェーン店を調査したところ、NY、東京、ソウルの3都市のなかで、ソウルは家賃と人件費が最も安く、売価は最も高いとか。
さて、カフェ(喫茶店)は他の飲食店に比べて原価率が低く、粗利が大きいといわれています。原価率は普通の飲食店の半分以下です。
日本やヨーロッパだとドリップがあり、相応の手間や経験も要りますが、アメリカや韓国はコーヒーマシーンが主流です。
エスプレッソを抽出して湯で割るので、新人でもベテランでも同じようにいれることができます。
カフェ(喫茶店)は、コーヒーや茶を飲むだけでなく、新聞や雑誌を読んだり、おしゃべりのスペースとして活用することがよくあります。
仕事や打ち合わせで使うこともよくあります。
韓国のカフェが高い理由のひとつが、この空間代といいます。
コーヒー一杯で何時間でも居続けることができます。
電源コンセントは早い者勝ちですが使い放題、ドリンク等を注文すると、レシートにインターネットWiFiのIDとパスワードが印字してある店もあります。
コーヒー1杯で何時間でも勉強したり、本を読んだり、仕事をしたり、インターネットを利用したり。
長時間、座席を占有する客がいるため、高めに料金設定をしているといいます。
また、はじめにカフェブームをもたらしたSTARBUCKSが高めの価格設定で、続くThe…

消費者と安全
本メルマガをお読み戴き有難うございます。今年2014年、最後のからくれないをお送りします。この1年間、広告や印刷に関するテーマのほか、韓国に多い企業本位、つまり社長第一で消費者は二の次、三の次という事例を取り上げてきました。広告の役割は、企業と消費者をつなぐことです。消費者に正しい情報を伝えることはもちろん、消費者の目線で伝えることを意識して仕事に取り組んでいます。消費者の立場に立つ広告マンとして、社長第一主義の悪習を他山の石に消費者本位のサービスが広がる期待から問題ある事例を取り上げています。さて、さまざまな事例のなかで、2014年の韓国における最大のキーワードは「安全」ではないでしょうか。まずは何と言ってもセウォル号の転覆_・沈没事故です。不適切な改造、過積載とバラスト水の操作、操舵のミスが重なって転覆、乗組員が逃げ出したり、海洋警察の不手際もあり、多くの犠牲者を出しました。「想定しうる事故は、いつか必ず起こる」という視点を常にもちながら、事故を防ぐことはもちろん、いざ、事故が起こったときに被害を最小限に食い止める対策も極めて重要なリスクマネジメントです。セウォル号の事故に続いて、4月には地下鉄2号線の衝突事故、また、10月には_盆唐で換気口の崩落事故も起きました。そして、12月にはナッツリターン。大韓航空の(元)副社長がマカダミアナッツの提供の仕方を不服とし、飛行機をゲートに戻すように命じて、乗務員を降ろした事件です。旅客機の乗務員は平常はサービスを提供していますが、本来は保安要員です。降ろされた乗務員は客室内のサービスと「安全を担う」チーフパーサー。乗客の安全を担う責任者が不在のまま飛行したことになります。ちなみにこのチーフパーサー不在を問題視する論調が見当たりませんが、チーフパーサーがいなくても問題ないのか、安全不感症なのか。気になるところです。…

ホームページと写真
PLUXのホームページをリニューアルしました。新しいアドレスは、http://www.plux.co.kr です。日本語と韓国語を用意しています。かつては左側にコンテンツをもってくるサイトが多かったのですが、上にコンテンツを配置してコンテンツの下(ページ中央)に画像を置き、画像の下に文字をもってくるページが主流となっています。最近のPCモニターはワイド画面が主流で、さらにはスマホでアクセスする人も増えているので、上にコンテンツを置く方が閲覧者にとって使い勝手がよく、また、画像で目を惹くパターンが多くなっています。PRを目的とするホームページや印刷・デザインなど、メイン写真でイメージが決まります。ところで、ホームページの写真はどれくらいの解像度があれば良いのでしょうか。最近のデジタルカメラは1200~1600万画素が主流で、一眼レフなど2400万~3600万画素のカメラもあります。一方、ホームページを見るWindowsPC用のモニターは、1920×1280≒245万画素か、1920×1080≒207万が主流で、業務用モニターでも370万画素くらいです。しかも、これはモニター全体のサイズですので、実際には、この半分から4分の1でも大きすぎるくらいですから50~80万画素もあれば十分です。最近のスマホも500~800万画素で、画質としては十分です。一方、印刷はというと、計算式は専門的になるので省きますが、一般的な商業印刷は、A4で約1180万画素。ホームページの写真は、印刷用には使用できません。また、切り抜き加工など、トリミングをするとカットした分だけデータが小さくなります。PRで使う写真は、目を惹くような被写体や構図はもちろんのこと、データサイズも目的に合わせて用意する必要があります。…

光州・潭陽 その2
2日目は潭陽竹の博物館を見学し、竹緑苑で竹林浴です。5万坪という広大な敷地に所狭しと竹が生い茂ります。竹の間に作られた遊歩道を散策すると、葉の間から陽光が降り注ぐリラックスできるスポットです。潭陽には、総延長8.5kmにおよぶ潭陽メタセコイア並木道もあります。元は国道で、道路の拡張に伴い伐採されそうになったとき、地域住民をはじめとする活動で伐採を免れて散策路として残ったといます。竹林、並木道と散策したあと、昼食を挟んで昌平に向かいます。フード祭りをみる予定が予定を変更し、韓菓づくりにチャレンジ。先生の説明のあと、韓菓を作ります。まずは、フライパンで材料をいためます。捏ねていると、段々固くなってきます。固くなったら台に載せて、平に延ばします。包丁で切って完成です。そして、潭陽の最後は昌平スローシティ。1510年頃に形成され、伝統韓屋がそのまま残っている村。スローシティの名の通り、ゆったりとした時間が流れています。…

光州・潭陽 その1
1泊2日で光州と潭陽に行ってきました。光州の1日目はまずは精進料理にチャレンジです。はじめに精進料理の解説ビデオを見たあと、先生から韓国の精進料理について講義を受けます。テーブルには蓮の葉をはじめ、さまざまな具材が並び、見よう見まねで作ります。日本の精進料理は、刺激物は使わないのが原則ですが、さすが韓国。コチュジャンがありますね。これまで食べた蓮の葉料理は雑穀が入っていましたが、蓮の香りを楽しむため、あえて白い米を使っているとか、なんとか食べられる精進料理ができあがりました。一番上;ビデオ解説2番目;解説する先生と通訳3番目;テーブルに並ぶ食材一番下;いよいよ試食精進料理を味わったあとは、伝統文化館で公演を見学してから、証心寺に向かいました。韓国では秋になると登山客で賑わい、証心寺は光州を代表する無等山の入り口にあります。新羅時代に創建された古刹だそうですが、ガイドブックには載っていないような閑静な寺で、観光化されておらず、ひっそりと佇む山寺といった感じです。和尚さんが淹れてくれる茶を味わいながら、お話を伺いました。山を降りると夕食です。牛肉をはじめ、さまざまな食材で作るジョンで、青菜に包んで食べます。各テーブルには給仕がついて料理をしてくれるものの、料理をする人のペースで次々と焼くので、慌ただしくゆっくり味わうことはできませんでしたが。。夕食のあとは、腹ごなしに光州の忠壮路を散策。カフェでコーヒーを味わい1日目が終わりました。…

2014年のベスト in 韓国
今月のお題は2014年のベストスポット。今年はまだひと月半ありますが、この1年間を振り返ってみると、いろいろな場所に行っていろいろな体験をしてきました。江原道の華川と鉄原。全羅北道の茂朱、鎮安、全州、益山。慶尚道の大邱や巨済。最近は全羅南道にも行ってきました。ソウルや近郊も江華島、南漢山城、北村韓屋、韓国民俗村、在来市場、etc..昌徳宮や景福宮は、韓国に住む前に観光旅行で来て以来、久しぶりに行ったし、宗廟は今年がはじめてです。このなかで、日本の味inソウルを発信する視点から華川ヤマメ祭りを紹介します。ヤマメ祭りのシンボル(?)日本では、鮎を筆頭にヤマメ、イワナ、ニジマス、アマゴなど、各地に川魚料理がありますが、韓国では川魚はあまり食しません。華川ヤマメ祭りでは、この数少ない川魚料理を楽しむことができます。なかでもヤマメの刺身は貴重です。川魚は初夏に旬を迎えます。10月から2月ないし4月まで産卵期に入るので、日本の河川では資源保護を目的に禁漁期間を設定しています。川魚は足が早く、海から遡上する魚がいる川だと寄生虫もいる可能性があるため、旬の時期の川魚を刺身で食べる機会は滅多にありません。塩焼きや唐揚げ、天婦羅など火を通して食します。一方、華川ヤマメ祭りは極寒の1月に開催されます。気温は冷凍庫より低くて腐りにくいうえ、寄生虫は繁殖できないので、刺身でも食べることができるのです。祭りではヤマメ釣りも楽しめます。釣堀釣堀に厚く張られた氷の穴から糸を垂らします。釣り上げたヤマメはその場でホイル焼きにしてもらうことができます。日本人としては串にさして遠火で炙りたいところですが、まぁ、食べられるだけで十分でしょう。次回は2015年1月10日~…

+1(プラスワン)
サービスとは本来、「適正価格をもって提供する付加価値」です。しかし、価格を伴わない無償提供をサービスと考える風潮があり、そのサービス品を韓国では「+1(ワンプラスワン)」と表示しています。この1+1には3つあります。まずは販売促進として実施する無償提供品。新商品や新規販売で使われる手法です。次に在庫整理として行うケース。直近だとペペロデーの売れ残り品など。日本では売れ残り品は大幅値引きが一般的ですが、韓国では価格を下げずに1個プラスして価格を据え置くケースが多々あります。3つめに、はじめから+1(ワンプラスワン)で設定している商品もあります。たとえば、1個800Wの商品をマートなどでは500~600Wで設定したいものの、流通や販売コストから価格は崩しにくい上、さらに単価の安い商品だと、マートや百貨店では良いスペースを確保できず、積極的な販売が期待できません。薄利多売が通用しないのです。そこで、2個セットで1000~1200Wで設定します。「薄利多売」の対義語として、適正価格販売とか、定価販売という人もいますが、「殿様商売」という見方もあります。1人暮らしだと1個で十分な商品も「1+1(ワンプラスワン)」という2個セットしかないのですから、殿様商売です。たとえば1個800W、3個2000Wという商品をみてみましょう。3個買うと、単価667Wなので一見すると得に見えます。ところが2個を消費し、1個が不要となって処分したり、不良在庫可すると、実質的には1個1000W。元の単価だと2個だと1600Wですから400Wの_マイナスです。保存がきく商品とか転売可能な商品だとマシですが、生鮮品だと腐らせるだけ。消費者にとっては迷惑な話で、環境にもよくありません。このような殿様商売は印刷業でもあります。A4判のチラシを作るときなど、1000枚あれば十分なのに、2000枚でも値段は同じといわれた経験がある方も多いと思います。オフセット印刷機はA1判またはA2判なので、A4判のチラシは、8面付けまたは4面付けで印刷したあと断裁します。「印刷工程」は、断裁前のサイズで500枚または1000枚で設定しているので、仕上がりがA4判だと、1000枚でも2000枚でも価格はかわりません。例えば、A2判;500枚で価格を設定している場合だと・・・500枚×4面付け=2000枚250枚×4面付け=1000枚基本枚数(最低ロット)500枚以下だと、何枚印刷しても「印刷工程」は同額ですが、「用紙代」は余計にかかります。1000枚あれば十分なのに2000枚印刷すれば、より多くの紙が必要となり、しかも使い回しができない_と、処分するか不良在庫化するだけ。資源の無駄にもなります。+1(プラスワン)が本当に得なのかどうか、見極めることが大切です。…