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日本語フォント
- 2013/4/24
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英語に比べて日本語はフォントの数が少ないのですが、英語は英字と数字だけで良いのに対し、日本語は平仮名、片仮名、漢字と文字数がとても多く、作るのが大変で、その分、価格も高くなります。
日本語PCには、JIS第1水準漢字と第2水準漢字があります。
使うことが少ないフォントのなかには、第1水準漢字だけで第2水準漢字がないフォントもありますし、フリーフォントのなかには平仮名や片仮名のみというフォントもあります。
第一水準の漢字しかないフォントで、第2水準漢字が必要な場合など、偏と旁、冠と脚などを利用して、文字を作ることもあります。
DTP以前の写植の時代には、この文字を作る「作字」はよく行われていたので、印刷物を制作するオペレーターにとって、文字を利用して作ることは、特別なことではありません。
よく使われるフォントに、明朝、太明朝、ゴシック、太ゴシック、丸ゴシックなどがあります。
これらの使う頻度が多いフォントは、さまざまなメーカーがつくっています。
PCではWindows用のMS明朝やMSゴシック、Mac用の平成明朝やオOSAKAがありますが、印刷用も、小塚明朝・ゴシック、ヒラギノ明朝・ゴシック、などがあります。
楷書や行書もさまざまな種類があります。
教科書体は、文字が多い書籍などでは、とても読みやすいフォントです。
広告で使われるフォントに、隷書や勘亭流があります。
「明朝」「ゴシック」などの指定が一般的ですが、独自のフォントを使っている新聞がありますし、特に好きなフォントがあって、特定の明朝を指定するクリエイターもいます。
日本語に限らず、韓国語も英語にもさまざまなフォントがあるので、どのデザイン事務所でも持っているフォントもありますが、デザイン事務所によっては、もっていないフォントもあります。
通常のPCアプリケーションソフトでは、受信したデータを作成したフォントがないと、フォントが変わったり、文字化けしたりといったこともありますが、DTPアプリケーションソフトでは文字化けやフォントが変わらない設定が可能です。
また、出力センターなど、フォントがなくても、変わることはありません。