韓国、シャーマンが繋ぐ黒い疑惑 再び 尹前大統領夫妻・旧統一教会・ODAをめぐる三角関係
弾劾・罷免に至った朴槿恵(パク・クネ)元大統領は、崔順実(チェ・スンシル)による国政介入事件で失脚した。そして戒厳令宣布から弾劾・罷免となった尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と金建希(キム・ゴニ)夫人にも、シャーマンとの関係が取り沙汰されている。尹前大統領は「検察官になる運命」というシャーマンの言葉を聞いて検察官を志したとされ、夫妻の結婚もシャーマンが金建希を紹介したのがきっかけだったという。大統領秘書室に易占術師が勤務していたとも報じられた。
焦点となっているのは「コンジン法師」と呼ばれる宗教家、チョン・ソンベ氏である。同氏を介して、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)側から金建希夫人側に高額の宝飾品やバッグが渡ったとされる疑惑が浮上した。教団側が事業上・政治的な便宜を期待した請託だったのではないかという構図で、捜査が進められている。日本で問題とされてきた信者の過剰献金とは異なり、韓国で焦点となっているのは教団の政治的影響力である。
さらにODA(政府開発援助)事業をめぐる疑惑も取り沙汰され、シャーマン・前大統領夫妻・宗教団体という三角関係が韓国政治の暗部として注目された。歴代政権で繰り返されてきた「非公式の助言者」が国政に影を落とす構図は、大統領に権力が集中する韓国の統治構造とも無縁ではない。罷免によって捜査が本格化し、事案の全容解明が待たれる状況となった。
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韓国、シャーマンが繋ぐ黒い疑惑 再び 尹前大統領夫妻・旧統一教会・ODAをめぐる三角関係(外信記者・佐々木和義)



