韓国、人口1000万の大都市で自動運転を実用化 ソウル首都圏がレベル3技術の実証拠点に
自動運転技術が世界的に注目される中、人口1000万を抱える大都市ソウルが、レベル3自動運転の実証拠点となっている。自動運転はシステムが運転を支援するレベル1〜2、システムが主に運転するレベル3〜4、完全自動運転のレベル5に分かれ、ソウルの実証実験はシステムの要請に応じて運転者が対応するレベル3にあたる。日本では茨城県の一部でコミュニティーバスの導入例がある程度で、大都市中心部での実用化は際立つ。
自動運転タクシーは2024年9月26日に実証運行が始まった。試験車両3台が平日深夜11時から朝5時まで、江南(カンナム)区と瑞草(ソチョ)区の一部約11.7平方キロメートルで運行される。江南はソウルで最も短距離移動が多いエリアで、自動車移動の約3割が3キロ以下だという。利用者は配車アプリ「カカオT」で呼び出せ、運賃は無償。ソフトウェア開発会社SWMの社員が運転助手として同乗し、狭い路地やスクールゾーンでは助手が対応する。
韓国政府はさらに踏み込み、2027年の「レベル4」商用化を目標に掲げる。都市全体を実証区域とする「自動運転実証都市」構想を打ち出し、100台以上の車両投入や大企業・スタートアップの協力モデル「K-自動運転」を推進する。人口密集地での自動運転バス定期運行を世界で初めて実現したとされるなど、韓国は自動運転で先行を狙う。ソウル首都圏は、その最前線の実験場となっている。
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韓国、人口1000万の大都市で自動運転を実用化 ソウル首都圏がレベル3技術の実証拠点に(外信記者・佐々木和義)



