韓国’儒教’文化考察 マウルの内と外
- 2015/11/9
- 韓国生活と文化
韓国は儒教の国、年長者を敬う文化といいますが、ソウルの地下鉄やバスなど「敬っている」とはいえない場面をよく目にします。
でも、マウル(所属組織)内では年長者など目上を敬います。
マウル内の年長者とは、祖父母や両親、伯父伯母や叔父叔母などの親戚、会社の上司などです。
身内の年長者は敬い、とても大切にしますが、年長のアカの他人にはぞんざいなんてことがよくあります。
百貨店やホテル、飲食店など客に対して横柄な態度をとる店員等が少なくありませんが、社長などの上長には丁寧に対応します。
接客中に上司に呼ばれた途端に、客を放ったらかして上司にもとに駆けつけることも珍しくありません。
職場では社長第一、上司第一ですが、まずは家族や親戚が第一で、職場の社長や上司はその次というケースが多いようです。
若者は、’余裕があれば’アカの他人である年長者への気遣いを示す人も少なくありませんが、年齢を重ねると、気遣いがない人が増えていくように見受けられます。