韓国ソウル市、10月に完全非接触「タグレス」交通システム導入へ カードをかざさず電車やバス乗車が可能に
韓国ソウル市は2025年10月を目処に、「T-Money(Tマネー)」などの交通カードをタッチせずにバスへ乗車できる非接触式決済システム「タグレス」のモデル事業を始める計画だ。専用アプリをスマホにインストールした利用者は、カードやスマホをかばんやポケットから取り出すことなく乗車できる。市はまず36路線500台余りで実験を開始し、地下鉄1〜8号線への拡大を目指す。
「T-Money」はソウル市が出資して2004年に導入した交通カードで、首都圏の地下鉄・路線バスから全国へ普及した。韓国鉄道公社KORAILの中長距離を除くほとんどの鉄道・バス・タクシーで使えるほか、コンビニ決済や高速道路料金の支払いにも対応する。日本のSuica・PASMO・ICOCAのように、韓国では「T-Money」が交通カードの代名詞となっている。
近年はスマホアプリ「モバイルT-Money」の利用者が増える一方、実物カードの利用は減少傾向にある。居住者の多くは後払い交通カード機能付きのチェックカードやクレジットカードを使うのが一般的だ。すでにソウル軽電鉄・牛耳新設線などで実証実験が進んでおり、混雑した中心部の地下鉄でどれだけ連続した乗客をさばけるかが実用化の鍵となる。世界でも先進的なキャッシュレス交通の取り組みとして注目される。
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韓国ソウル市、10月に完全非接触「タグレス」交通システム導入へ カードをかざさず電車やバス乗車が可能に(外信記者・佐々木和義)


