コメ価格暴騰で悲鳴の日本に救世主? 韓国米、史上初の対日輸出の舞台裏
昨年来のコメ不足と価格高騰に苦しむ日本に、韓国産米が上陸した。日本が今年韓国から輸入するコメは22トンに達するとみられている。韓国農水産食品流通公社が統計を取り始めた1990年以降、韓国が日本に年間1トンを超えるコメを輸出したのは2011年・12年・16年の3回のみで、いずれも東日本大震災や熊本地震の支援物資だった。商業ベースの正規輸出は今回が史上初となる。
きっかけは日本のコメ価格の記録的高騰だ。総務省の統計では、コメ価格は前年同月比で9割以上値上がりし、54年ぶりの上昇率を記録した。韓国から輸出されたコメは関税を含めても日本の国産米より約1割安く、東京・新大久保の韓国スーパーなどで販売され、初回の2トンは10日で完売。追加輸出も決まった。
ただしその内実は、日本のコメ市場を大きく揺るがすものではない。日本の主食用米の年間需要が約700万トンであるのに対し、輸出量は上半期でも数百トン規模にとどまる。それでも「コメを輸入する日本」という構図自体が両国で驚きをもって受け止められ、日韓の農産物貿易の新たな一面として注目された。ソウルのスーパーでコメを大量購入する日本人観光客の姿も報じられ、コメをめぐる日韓の交差が話題となった。
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コメ価格暴騰で悲鳴の日本に救世主? 韓国米、史上初の対日輸出の舞台裏(外信記者・佐々木和義)


