韓国に来た日本人から「タクシーにだまされた」などと聞くことがあります。
理由は「わざと遠回りされた」「料金を多く請求された」とのことです。
さて、この「わざと遠回りされた」については、確かに“わざと”の韓国人もいるでしょうが、
往々にして、韓国の交通事情があることをご説明したいと思います。
韓国の車線は、片道が3〜5車線ある上に碁盤の目のように垂直に交わっている道路も少なく、
3差路や5差路なんて交差点が多々あるものですから、左折が非常に難しい状態です。
ではどうやって左折するかというと下に図解してみました。
(韓国では、車は右走行、左ハンドル)
このように遠回りせざるを得ない交通事情があるのです。
さらに言いますと、この図は“比較的簡単な方法”の部類に当たります。
合理主義の日本人からすれば、韓国の道路は全くもってけしからん作りをしています。
しかし韓国人からすれば、碁盤の目のような道路は面白味がないらしいのです。
道路に面白味が必要なのかと問いたくもなりますが、これこそ民族性の違いでしょうか。
世界から働き蜂と言われ、仕事、仕事で明け暮れて、合理主義を徹底して来た日本人。
そのおかげで非常に豊かな国になりました。先人には感謝してやみません。
しかし、その一方で心に余裕がなくなってしまっているのも事実ではないでしょうか。
全く合理性に欠ける韓国のこの理論。
日本人には到底理解しがたいものかもしれません。
しかし、遠回りする心の余裕も必要ではないかと思うこの頃です。
※この記事は、あいマップ韓国ブログ -パート1- (10 Feb, 2009)に投稿したものを再投稿しました。