韓国で「ふくしま」への警戒感払拭? ソウル「日韓交流おまつり」で見た市民感情の変化
韓国ソウルのCOEX展示場で2025年10月12日、「日韓交流おまつり2025 in Seoul」が開催された。国交正常化60年の節目にあたる今回、日本からは復興庁が初めて出展し、福島のPRを行った。郷土玩具「赤べこ」の絵付け体験や福島産日本酒の試飲などを通じて、福島の観光と食の魅力を紹介。会場は約6万7千人の来場者でにぎわった。
注目されたのは、来場者の反応から見て取れる韓国人の「ふくしま」に対する感情の変化だ。処理水放出などをめぐって韓国では福島産品への警戒感が根強かったが、会場では日本酒の試飲に列ができ、福島の物産に関心を示す市民の姿が目立った。書道パフォーマンスや伝統芸能、K-POP、コスプレなど多彩な催しを通じて、両国市民が自然に交流する光景も広がった。
国交正常化40年の2005年にソウルで始まったこのイベントは、コロナ禍を経て対面開催を再開し、市民レベルの交流の場として定着している。政治レベルの日韓関係が揺れるなかでも、こうした草の根の交流が積み重ねられていることは、両国関係の底堅さを示している。福島への警戒感の変化は、その象徴的な一場面といえる。
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韓国で「ふくしま」への警戒感払拭? ソウル「日韓交流おまつり」で見た市民感情の変化(外信記者・佐々木和義)


