縦と横 2

手や足と同じように、目にも右利きと左利きがあります。
片手の人差し指を立てて腕をまっすぐ伸ばし、右目と左目を交互につぶります。
指が両目で見たときと同じ位置に見える方が利き目です。
さて前回、縦と横を取り上げました、

[karakureni No.96] 縦と横


まとめると、印刷や広告デザインはA4判タテなど、縦位置のデザインが主流。
テレビやパソコンのモニターは横位置で、パソコンのモニターを見ながらパワーポイントで作る資料も横位置が多い傾向がある。
タブレットの構造は縦位置だが使っている人は縦と横、両方ともある。
スマホは圧倒的に縦位置で見ている。
という内容です。
人間は利き目でものを見て、他方の目で情報を補います。
テレビや映画など、次々と切り替わる動画は横位置の方が即時で把握しやすく、目は横に並んでいるので、横位置の方が補うのが容易なのでしょう。
スマホの普及で縦位置の動画も見かけますが、瞬時の把握はちょっと困難。
即時に把握といっても、ものを見るのは利き目で、他方の目は補うだけですから、すべてを即時で把握できているわけではありません。
縦位置の場合、利き目の横についている目で補うことは容易ではないからか、じっくり見ることになります。
横位置で横書きの資料は全体を眺め、わかったような気になりがちですが、縦位置で横書きの場合は上から順に見下ろすことになります。
縦書き資料は1行ずつじっくり目を通すので、さらに理解が深まります。
パワーポイントで作るときも瞬時に見てインパクトを与えるなら横位置、じっくりみて欲しいなら縦位置の方が効果がありそうです。
近年、モニターのワイドが進んでいます。
テレビやパソコン、スマホなど16:9が主流になってきています。
スマホなど縦位置は1ページあたりの情報量を増やせるメリットがありますが、ワイド画面に合わせて情報量を増やしても、視点が定まりにくくなります。


kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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