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日本語表記 禁則続きと数字
- 2013/9/11
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もともと、日本語には句読点はありませんでした。
いまでも改まった文章では句読点を打たないことがあります。
表彰状や感謝状
句読点は、書き手が読み手に対して読み方を指示(教示)する意味合いもあります。
表彰状や感謝状は、受け手に敬意を表する文書で、読み方を教示するのは失礼とされ、句読点を打ちません。
名前の表記
表彰状や感謝状に限りませんが、名前の表記にもルールが有ります。
相手の名前や肩書き、貴殿、貴社、御社など、相手方を表す語は行の前半に記載します。
一方、私事、当社、弊社など差し出し人を表す語は、行の後半に記載します。
文章の流れで、この原則通りになりそうもないときは、ルール通りになるように改行や文章修正などで、調整します。
メールではあまり気にしませんが、書面で作成するときは注意します。
数字の表記
日本語では、一、二、三、…、の漢数字と1、2、3、…、のアラビア数字があります。
縦書きは漢数字、横書きはアラビア数字が原則です。
たとえば、「25」は漢数字では「二十五」と表記します。「二五」は正しくありません。
また、「10」を漢数字で表記するときに「十」と「一〇」がありますが、一般には「十」です。「20」「30」も一般には「二十」「三十」です。
慶事では「十」「二十」「三十」と表記することとされています。
一方、弔事では「一〇」または「十」、「二〇」または「二十」、「三〇」または「三十」です。
年号
ところで、今年は平成25年です。このように日本には元号があります。
欧米や韓国などでは西暦を使っていますし、イスラムの国は、イスラム暦を使っています。
このような年号が異なる国を跨いだ文書は、どの年号で書くと思いますか??