日本のテレビ視聴
- 2013/4/7
- 韓国生活と文化
2年前までは、BSアンテナを設置してNHK–BSを配信するアパートが少なくありませんでしたが、デジタル放送になってからは、直接、受信しているアパートはないようです。
アナログ放送は、電波の指向性が弱いので、大体の方向が合っていれば電波を受信することができます。
受信感度が十分あるアンテナで、方向が正確に合っていれば、きれいに映りますし、多少ズレても、ノイズが入りますが観ることはできます。
デジタル放送は指向性が強く、方向が正確であれば、きれいに映りますが、少しでもずれるとまったく映りません。
NHKは2011年にアナログ放送の配信を停止して、すべてデジタルに一本化しました。
日本国外でアンテナを設置する高さと方角を公表していないので、正しい方向に正確に合わせることは不可能に近いのです。
海外で日本のテレビ番組を観る方法で、一番、オーソドックスなのが、NHKの海外向け日本語放送のNHKワールドプレミアムで、韓国では、ケーブルテレビで観ることができます。
テレビ番組をインターネットで再配信するサービスが、あっても良さそうですが、日本の法律で、テレビ放送の再配信事業は禁止されています。
日本の自宅などに専用チューナーを設置して、インターネットで転送する方法があり、こちらは、合法とされていますが、日本の自宅でチューナーを管理する必要があります。
チューナーを預かって再配信するサービス事業者もありますが、法律上のグレーゾーンで、配信が中止となる可能性もあります。
過去に放送された番組だと、韓国のケーブルテレビにはチャンネルJがあり、最近は、テレビ局のサイトからインターネットで番組を購入することもできます。
また、YouTubeやパンドラTVにアップされている番組もあります。
YouTubeもパンドラも、放送された番組をそのままアップすると、著作権侵害で違法行為になるのですが、手を加えた映像は、手を加えた人の著作権も絡んでくるので、これもまた、法律上はグレーゾーンです。
但、YouTubeは費用がかからず、パンドラも画質にこだわらなければ、無料でも観ることができます。
リアルタイムとはいきませんが、利用する価値はあるでしょう。
常時ではありませんが、USTREAMでは、ニュースなどリアルタイムで配信していることもあります。