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広告の話
- 2012/10/29
- マーケティング・広告, 韓国ビジネス
韓国の広告代理店のなかには、景気が悪くなって広告が減ったという人が少なくありません。
4〜5%あった経済成長率が3%まで落ち込んでいて、日本から見ると羨ましい限りですが、実際、百貨店の売上も減少しています。
4〜5%あった経済成長率が3%まで落ち込んでいて、日本から見ると羨ましい限りですが、実際、百貨店の売上も減少しています。
広告には、イメージ広告と商品•サービス広告があり、景気が落ち込むとイメージ広告が減って、売上に直接結びつく商品•サービス広告が増えます。
広告で一番大切なのはターゲットの選定とターゲットに合わせた広告手法です。
広告のターゲットというと、「すべての人」と云う人がいますが、「すべての人」が対象になる商品はありませんので、広告のターゲットも「すべての人」にはなりえません。
具体的手法ですが、まずはターゲットを確定します。
1 商品•サービス特性。
業務用か家庭用か、耐久消費財か大量消費財か。
2 ターゲットは誰か?
特定少数、特定多数、不特定少数、不特定多数、潜在ターゲット
潜在ターゲットというのは、まだ市場が確立されていない新しい商品やサービスのターゲットです。10年前のカーナビやスマートフォンをイメージすると判りやすいでしょう。
3 どこにいるのか
限られた場所、限られた地域、広範囲
4 ターゲットとの接触方法は、
訪問するのか、来てもらうのか。
などを分析してから、広告手法を検討します。
例えば処方薬のケースは、
市販薬は家庭用ですが、処方薬であれば業務用の大量消費材に該当します。
薬を服用する患者は特定多数ですが、選ぶのは処方箋を書く医師で特定少数。
病院や医院という限られた場所にいますし、訪問が原則です。
この場合の広告は、医師に渡す資料が中心で、医師から患者に渡してもらうリーフレットがあればベストです。
知名度がない会社の薬は、患者から本当に大丈夫なの?という不安もあるので、
テレビなどのイメージ広告で安心感を与えることができます。