印刷の見積 その1
- 2013/1/30
- 日本語・印刷
印刷料金は、「前工程原価」+「後工程原価」+「諸経費」で構成されています。
前工程、後工程のすべての原価を合計した金額に諸経費を足して計算します。
前工程原価
1 企画料
サイズ・色数・紙質などの仕様を決めたり、原稿を整理・確認したりします。
一式で計算します。
2 コピー・リライト料
原稿を作成、あるいは、文章のリライトを行う費用です。
チラシやポスターは一式、会社案内やカタログはページ単価×ページ数で計算します。
3 編集費
商業印刷では必要ありませんが、書籍印刷では必要となる費用です。
4 翻訳料
原稿を翻訳する費用です。もちろん、翻訳を必要としなければ必要ありません。
翻訳は、ページ単価×ページ数で計算します。
ページ単価は1ページの文字数で算出しますが、専門用語が多いと高くなります。
5 写真を撮影・イラスト料
写真を撮影・レンタルする費用やイラストを作成・レンタルする費用です。
単価×枚数で計算します。
イメージ写真は、レンタルのほか、デザイナーが持っている写真を使用することもあります。
その場合は、デザインに含めることもあります。
写真やイラストは著作権が絡んできますので、特に注意が必要です。
6 デザイン料
デザインを作成する費用です。
コピー・リライトと同様、チラシやポスターは一式で計算します。
会社案内やカタログなどはページ単価×ページ数で計算しますが、デザイナーがDTP制作まで行う場合は、DTP代と合わせて計算します。
7 DTP
デザインに合わせて、専用のアプリケーションを使用して印刷原稿を作成します。
ページ単価×ページ数です。
8 校正費
デザインやDTPで制作した印刷原稿を校正出力し、修正する経費です。
通常、デザイン校正はデザイン代に、初校〜再校〜3校まではDTP代に含みます。
再校(第2校)や3校でデザイン変更を伴う修正が入ったり、校正が4校以降になったりすると、別途料金が発生することがあります。