北朝鮮の欧州派兵は第2次朝鮮戦争の前哨戦? 韓国とロシアの最新兵器が砲火を交える日は遠くない
2023年9月に金正恩(キム・ジョンウン)総書記がウラジオストクを訪問して以降、北朝鮮とロシアは急接近を続けてきた。2024年6月には有事の際の相互支援をうたう「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結。これに基づき、10月中旬に北朝鮮がウクライナとの戦いが長期化するロシアへ大規模な派兵を行ったとの情報が報じられた。
ウクライナ国防情報局(DIU)が11月4日に公表した資料によれば、北朝鮮軍はロシア航空宇宙軍の輸送機で前線に送られ、ロシア極東の訓練施設で訓練を受けた後、迫撃砲や小銃、対戦車兵器、暗視装置などの装備を配布されたという。ウクライナ側は少なくとも7000人以上が国境地帯に送られ、一部が交戦したと伝えている。一方で、車両中心のロシア軍の戦術に歩兵主体の北朝鮮軍が対応できず、連携に問題が生じている実態も指摘された。
韓国国防部は11月5日の会見で、ロシア入りした北朝鮮兵の相当数が前線に派遣されたとの見方を示した。翌6日には韓国軍が地対地弾道ミサイル「玄武2C」と地対空ミサイル「天弓」の発射訓練を実施。北朝鮮のミサイルを想定した即応能力を示す訓練と説明されたが、派兵と無関係とは言い難い。欧州の戦線が極東の軍事均衡に影響を及ぼす構図が、朝鮮半島にも新たな緊張をもたらしている。
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北朝鮮の欧州派兵は第2次朝鮮戦争の前哨戦? 韓国とロシアの最新兵器が砲火を交える日は遠くない(外信記者・佐々木和義)


