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動画撮影のポイント
- 2021/5/24
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動画用カメラは大きく分けて5種類あります。
動画は編集や電送を行うごとに画質が劣化しますが、一次画像の画質が高いと、劣化しても一定レベルの画質を得ることができます。
【動画用カメラ】
1)テレビカメラ
一次画像<映像→圧縮>→編集→複製→電波またはケーブルで各家庭に電送→大画面で視聴
劣化が大きいため、レンズ、撮像素子、編集など、それぞれの過程で画質を高め、また、劣化を抑える技術が投入されています。
2)業務用ビデオカメラ
一次画像<映像→圧縮>→編集→複製→大画面
テレビと比べて劣化は少ないものの、大画面で視聴するケースが多く、相応の画質が求められます。
3)家庭用ビデオカメラ
一次画像<映像→圧縮>→(編集)→大画面
劣化はほとんどありません。
4)一眼レフ・ミラーレスカメラ
一次画像<映像→圧縮>→編集→YouTube・SNSなどインターネット→小画面
家庭用ビデオカメラと同等のカメラや上回るカメラもあります。また、業務用カメラと同等画質のミラーレス機も登場しています。
5)スマートフォン・アクションカム
一次画像<映像→圧縮>→編集→YouTube・SNSなどインターネット→小画面
一次画像はテレビや業務用より低く、劣化もありますが、インターネット回線を介するため、圧縮してデータ量を抑えるケースが一般的です。
また、視聴もPCモニターやスマートフォンなど、小さい画面が主流です。
最新のスマートフォンやアクションカムは圧縮が少なく、また業務用編集アプリを使って編集による劣化も抑えることができるので、YouTubeやSNSはスマートフォンでも必要十分な画質が得られるようになってきています。
【カメラの設定】
<NTSCとPAL>
テレビはNTSCとPAL の2つの規格があり、米国や米国から技術を導入した国はNTSC、欧州や欧州から技術を導入した国はPALを採用しています。
日本と韓国はNTSCです。
<アスペクト比>
縦:横の比率をアスペクト比といいます。
アナログ画像は横4:縦3が主流ですが、デジタルは横16:縦9のシネマサイズが主流です。
テレビのほか、PCモニターやYouTubeなど、横16:縦9がデフォルトですので、特段の意図などがある場合を除いて、16:9で撮影します。
<解像度>
動画の解像度は通常、縦辺のピクセル数で表します。
・720P(1280×720);データが軽く、メールやHPに埋め込む際など選択します。
・1080P(1920×1080)・1080i(1920×1080): 現在の主流です。
・3840P・4K<3840×1080>:最近のカメラやスマートフォンの多くが4K撮影に対応しています。
<フレームレート>
1秒あたりのコマ数で、単位はfps、数字が大きいほど滑らかになります。
24fps・・映画の標準的なコマ数
25fps・・PAL 方式のコマ数
30fps・・NTSC(29.97fps)とほぼ同じ
60fps・・より滑らかな画像
複数の組み合わせがあって、迷ってしまいますが、弊社は1080P・30fpsをYouTube用として採用しています。
参考:動画編集サービスと相談はこちら
解像度とフレームレートの数値が大きいほど画質が向上しますが、データサイズが大きくなるので、視聴環境によっては速度が遅くなってしまうため、画質とサイズのバランスを比較検証して選択しました。