ソウルの自転車

地下鉄や電車に乗っていると、自転車を持ち込んでいる人を見かけることがあります。

通勤時間などのラッシュアワー以外の時間は、基本的に持ち込みが可能で、スポーツタイプの自転車を抱えて、自転車用スーツに身を包んだ人がよく乗っています。

ソウルでは、自転車は日常の足として普及していません。

買おうと思ったら危ないからと止められ、普及していない理由も危ないからといいます。
確かに、自動車やバイクが多くて危険ですが、自動車が普及したのはせいぜい、数十年のことです。
ソウルに来た当初は、なぜ日常の足として、自転車が普及しなかったのか不思議でした。

このところ、ソウル市内を歩く機会が多いのですが、坂が多いことに気づきます。
この坂の多さが、自転車が普及しなかった理由ではないかと推察しています。

ソウル市内は坂が多いので、自転車に乗っても、押して歩くことが多くなりそうです。

特に南山周辺や江南などは、急な坂が多いので、押して歩くのも相当な負担になりそうで、いまは電動自転車もありますが、電動自転車がない時代を考えると、かなりキツそうです。
そのため、自転車が普及せず、自転車が普及する前にバイクが普及したのではないかと想像しています。

漢江沿いなどの河岸には、自転車専用道が整備され、スポーツとして自転車に乗る人をよくみかけますが、河岸ということで、日常の足にはなりにくいです。

自転車があれば便利だと思うことも多いのですが、反面、坂が多いので、自転車で移動できる範囲は限られそうです。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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