秋夕

夏休みはいかがでしたでしょうか。
8月15日は日本では祝日ではありませんが、多くの会社が休みます。
江戸期から明治、商家などの奉公人は住み込みで、年2回だけ、実家へ帰省することができました。
薮入りと呼び、盆と正月、商家は実家へ帰る奉公人に小遣いや実家への手土産を持たせたといいます。
日曜休みが定着してから薮入りはなくなりましたが、盆休みの風習は残りました。

韓国は8月15日は光復節の公休日ですが、休みは一日のみ。
旧暦の盆に相当する「秋夕」に家族が集います。
今年の秋夕は9月7日から9日で、前半の週末と振替休日で、6日から10日まで5連休となります。
なお、今年の下半期から秋夕、旧正月、子供の日が休日と重なった場合に、次の平日が振替休日になる制度が導入され、今年の秋夕の初日(9月7日)、はじめて制度が適用されます。

韓国では、この秋夕に合わせた習慣があります。
まずは、ギフト。
日頃、お世話になっている方への贈り物で、日本のお中元と同じようなものです。
日本では企業間のお中元は縮小し、お歳暮に集約する傾向がありますが、韓国では習慣として定着しています。

もうひとつは、家族への手土産。
かつて、薮入りの朝、商家は実家に帰る奉公人に小遣いと手土産を持たせました。
同じように実家へ帰省する従業員に手土産を持たせます。

現金を渡す会社もありますが、商品券や日用品などを渡す会社が多いようです。
日系企業の多くは10万Wの商品券または5~10万Wくらいの日用品を用意しています。
また、30~50万W相当の現金を支給する会社もありますが、定期賞与の一部をこの時期に合わせて支給しているので、支給する現金は年俸に含まれるケースが多いようです。

長年、定例化している会社だと、基本的に例年通りが多いかと思いますが、進出間もない企業にとっては悩むところです。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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