安全マニュアル;オープンチケット

有事に備えるアイテムにオープンチケットがあります。
搭乗区間を指定して、日時を予約しないで購入する1年間有効の航空券です。
日韓路線は割引チケットが多く、何ごともなければ割高で、毎年買い換える必要があります。
果たして有効なのでしょうか。

まず、半島に有事が起きると仁川空港と金浦空港は十中八九閉鎖されます。
特に仁川空港は国境に近く、安全は確保されません。
一方、外国人が脱出する時間的な猶予ができると韓国内に外国籍の航空機は離陸し、各国は自国民の脱出に取り組みます。

イラン・イラク戦争の時、イラクは上空を通過する航空機の安全を保証しない日時を指定しましたが、外国人はその前に脱出しなさいという意味を含みます。
日本人の主な脱出手段は駐機しているJAL、ANA、ピーチと日本政府が手配する機材で、航空会社は一刻も早く離陸したい一方、日本政府と大使館は1人でも多くの日本人を搭乗させたいと考えます。
大使館の指定日時までに空港などの指定場所に着いた人から搭乗者を決めることになるでしょう。

韓国には居住者と旅行者合わせて常時5~6万人以上の日本人が滞在しています。
予約がある人を優先するのか女性や子供を優先するのか。搭乗順位はその場の判断になります。

オープンチケットは無意味かですが…
現在、航空券はEチケットが主流です。
Eチケットはインターネットで予約と決済に進みますが、有事の際にシステムが正常に機能しないおそれがあります。
オープンチケットを所持していれば、決済システムが機能しなくても電話など予約できる方法があるかもしれません。

ちなみに、有事の際に日本政府が手配する航空機は日本に到着次第支払う誓約をすれば搭乗できるなど、チケットがなくても搭乗できるケースが多いようです。
オープンチケットを所持していても確実に搭乗できる保証はありませんが、ないよりマシというお守りのようなモノです。
もちろん指定時刻までに指定場所に着くのが前提です。

有事のとき、移動や脱出が困難なら動き回らず持ちこたえる選択肢もあります。
韓国にはおよそ24,000箇所のシェルターがあり、地下鉄駅やオフィスビル、アパートの地下など「待避所」と表示しています。
広いスペースとAEDや防毒マスクなどを備えていますが数はさほど多くなく、水や食料等は期待できません。
一時的な避難所と割り切ることです。

日本大使館ホームページの「安全マニュアル」に日本人居住者が多い地域の待避所リストが載っているので、通勤・通学ルートなど、チェックしておくと良いでしょう。
https://www.kr.emb-japan.go.jp/people/safety/safety_manual.pdf

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