アイゴー!って便利な言葉
- 2010/3/25
- コラム
少し前にツイッターにこんな投稿をしました。
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韓国にいる留学生100人にアンケートした結果韓国といって思い浮かぶのは「キムチ」であることがわかった。韓国に来た理由については1位「韓流が好きで」2位「韓国ドラマが好きで」3位「ハングルに興味を持って」4位「IT機器」など。一番好きな単語は「カルメギサル」「アイゴ」「チャン」だ。
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一番好きな単語に「カルメギサル」?
それって一番好きな食べ物の間違いではないだろうかと思っておりますが(^-^;
ちなみに「カルメギサル」とは、豚肉の橫膈膜と肝の間にある筋肉質な肉で脂が少なく歯ごたえのある部位です。 韓国語でカロマクサルと言われていましたが、これがなまってカルメギサルと呼ばれるようになったと言われています。
さて余談が長くなりましたが、今日の話題は「アイゴ」についてです。
アイゴとは便利な言葉で、嬉しい時にも悲しい時にも怒った時にも、どんな時にも使えます。
韓国語は日本語と違ってハッキリしているので両極端な、どちらにもとれるような単語は殆どありませんが、このアイゴだけは別です。
といっても感嘆詞なので可能なんでしょうけどね。
よく見かける使い方は、ドラマなどでご存じかも知れませんが、
プレゼントなどをもらった時に「アイゴー!そんな気を使わなくてもいいのに」という場面や
息子が悪さをした時など「アイゴー!アイゴー!このバカ息子!!」なんて場面。
お葬式で床をバンバン叩きながら「アイゴー!アイゴー!」と泣く場面。
すべての感情をアイゴーという単語にのせて表現できるんですね。
この便利さが好きな単語に上がってる理由なのかもしれません。
ちなみに感嘆詞でよく使われる単語にもう一つ「オモッ!」というのがあります。
主に女性が使う単語で、男性が使うとちょっとオカマちゃん入ってるかな?と思われそうな雰囲気です。
オモの語源はオモニ(お母さん)で、日本でも子供などは「おかあさーん!」なんて泣いたりしますよね?そんな感じだと思います。
ほとんどがビックリした時に使いますが、基本形としては「オモッ」「オモナ」ですが「オモッ!オモッ!オモッ!」や「オモモモモモモモモ!」と伸ばす変形バージョンがあります。
これを初めて聞いた時は吹き出してしまいました(^-^;
この感嘆詞が自然に出てくるようになったら、もう韓国語の達人といえるでしょう。
上記写真は、記事と何の関係もありません(汗)
マンナム5号で取材したキムチ名人姜順義(カン・スニィ)氏のお宅です。
アイゴー!を連発するイメージとご本人が重なったので使ってみました(^-^;