奉元寺
奉元寺(ポンウォンサ)は、韓国仏教で曹渓宗に次ぐ規模を持つ太古宗(テゴジョン)の総本山だ。ソウル西部、延世大学の裏手にあたる鞍山(アンサン)の麓に位置し、都心にありながら落ち着いた雰囲気が保たれている。
寺の歴史
創建は新羅・真聖女王3年(889年)で、当初は現在の延世大学がある場所に「般若寺(パンヤサ)」として建てられた。文禄・慶長の役(壬辰倭乱)で焼失した後、朝鮮・英祖24年(1748年)に現在地へ移して再建され、その際に「奉元寺」と改名されたと伝わる。1100年以上の歴史を持つ古刹だ。

霊山斎(ヨンサンジェ)
奉元寺で最も知られる行事が、毎年6月6日に世界平和を祈願して営まれる「霊山斎」だ。霊山斎は仏教の儀礼に舞踊・音楽・美術が融合した総合芸術で、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。普段は目にする機会の少ない伝統仏教芸能に触れられる貴重な機会として、国内外から見学者が訪れる。

蓮の花の季節
夏には境内で蓮の花が咲き、「ソウル蓮の文化祭り」も開催される。緑の多い境内と蓮の花の取り合わせは、真夏のソウルで涼を感じられる風景だ。

アクセス
地下鉄2号線・新村(シンチョン)駅4番出口から7024番バスで約15分。京義中央線・新村駅からは徒歩30分ほどかかるため、バスかタクシーの利用が現実的だ。
よくある質問
Q. 曹渓寺との違いは?
A. 曹渓寺は曹渓宗の総本山、奉元寺は太古宗の総本山。宗派が異なる。
Q. 霊山斎はいつ見られる?
A. 毎年6月6日に営まれる。ユネスコ無形文化遺産に登録された仏教儀礼だ。
Q. アクセスは不便?
A. 新村駅からバスで15分ほど。徒歩は坂道もあり30分かかるため、バス利用がおすすめ。
