順天と順天湾国際庭園博覧会
順天(スンチョン)は全羅南道の港町で、ソウル・龍山駅からKTXで3時間強。ラムサール条約登録の順天湾湿地と、韓国初の国家庭園「順天湾国家庭園」を擁する、自然と庭園の街として知られる。名刹の仙岩寺(ソナムサ)や松広寺(ソングァンサ)、小西行長が築いた倭城の跡も残る。
順天湾国家庭園
2013年に開催された「順天湾国際庭園博覧会」の会場が、閉幕後もそのまま整備・拡張され、2015年に韓国で最初の「国家庭園」に指定された。現在は常設施設として通年営業しており、博覧会の一過性のイベントではなく、順天を代表する観光地として定着している。
園内の「世界庭園」ゾーンには、風車のあるオランダ庭園をはじめ、フランス・イギリス・ドイツといったヨーロッパの庭園と、中国・日本・タイなどアジアの庭園が並ぶ。屋内庭園ではさまざまな庭づくりのスタイルが提案されている。季節ごとに主役の花が入れ替わるため、訪れる時期によって印象が大きく変わるのも魅力だ。
営業時間は9時〜20時(最終入場19時)。休園日は毎月最終月曜日と3月31日。入場料は大人10,000ウォン、青少年7,000ウォン、子ども5,000ウォンが目安で、6歳以下と65歳以上は無料となっている。

順天湾湿地
順天市の南部に広がる順天湾は、世界有数の水鳥の生息地だ。広大な干潟と葦原には、コウノトリやサギ、ミヤコドリなど天然記念物に指定された鳥を含め、渡り鳥を合わせると200種以上が確認されている。
葦原のなかに整備された木道を歩けば、橋の下に暮らすムツゴロウやカニを間近に観察できる。湿地部分は30分ほどでひと通りまわれるが、その先の龍山(ヨンサン)展望台からの眺めは格別だ。全羅南道や順天市の観光ポスターに使われる順天湾の写真も、この展望台から撮られたもの。登りは大変だが、往復3時間ほどみておけば余裕を持ってまわれる。

あわせて訪れたい
順天には仙岩寺・松広寺という2つの名刹があり、松広寺は韓国三宝寺刹のひとつに数えられる。また、朝鮮時代の街並みが残る楽安邑城民俗村や、レトロなセットが並ぶ順天ドラマ撮影場も市内から足を延ばせる距離にある。

よくある質問
Q. 順天湾国家庭園は今も見学できる?
A. 2013年の博覧会会場が国家庭園として常設化され、通年営業している。
Q. 入場料と営業時間は?
A. 9時〜20時(最終入場19時)、大人10,000ウォン。毎月最終月曜日が休園日。
Q. 順天湾湿地の所要時間は?
A. 湿地の木道だけなら30分程度、龍山展望台まで往復すると3時間ほど。


