冬の味覚と世界遺産を巡る旅 ── 安東・盈徳・栄州・浮石寺
韓国の東海岸、慶尚北道の盈徳(ヨンドク)は、冬に旬を迎える盈徳竹蟹(ヨンドクテゲ)の産地として知られる。蟹の足が竹に似ていることから「テゲ(竹蟹)」と名づけられたズワイガニで、冬場は現地の食堂や市場でしゃぶしゃぶや蒸し蟹として味わえる。
周辺には見どころも多い。安東(アンドン)は世界遺産に登録された河回村(ハフェマウル)を中心に、朝鮮時代の両班文化が色濃く残る町だ。名物のカンコドゥンオ(鯖の塩漬け)や安東チムタク(鶏の甘辛煮)も名物料理として知られる。少し足を延ばせば、栄州(ヨンジュ)の浮石寺(プソクサ)は新羅時代創建と伝わる名刹で、山腹からの眺望も見応えがある。丹陽(タニャン)方面には丹陽八景に数えられる嶋潭三峰(トダムサムボン)もあり、周遊コースとして組みやすい。
いずれもソウルから車で3時間前後の距離にあり、1泊2日で回るのが一般的なコース。冬の味覚とあわせて韓国東部の歴史・自然を楽しみたい人におすすめのエリアだ。

