アイデアが生まれるとき

フィクションの世界では、トイレでアイデアがひらめくとか、ベッドのなかで思いつくという話もありますが、そういうことはありません。

まずはデスクの前で、アイデアラッシュをします。
できるかどうかは考えず、いろいろ書き出してみます。
それから、散歩に出かけて、戻ってきてから企画書にかかります。
散歩と言っても、市場調査ではありません。
ぶらぶら歩きのこともあれば、誰かとおしゃべりをしに行くこともあります。

情報収集ですが、広告企画では多くの場合、必要な情報はクライアントからもらいます。
資料でもらうこともあれば、ヒアリングのみの場合もあります。
消費者の視点での売り場チェックは、広告プランナーの性(さが)で、買い物のときにチェックする習慣ができてしまっていますし、ニュースを見るときも、アイデアのヒントを探す癖がついてしまっています。

それまでチェックをしたことがない商品の場合は、アイデアラッシュの前にチェックしますが、B to C商品は日頃から見る癖がついているので、あらためて見に行くことは少ないです。

ぶらぶら歩きで、新しいアイデアが浮かぶこともあれば、机上のアイデアラッシュを整理することもあります。
アイデアラッシュは効果とか実現可能性とかは考えずに、とにかく並べ立てる主観的な作業なので、散歩は客観的な判断をするための気分転換といえなくもないです。
おしゃべりも気分転換のひとつなので、企画に関わる内容を口にすることはありません。

デスクに戻って、アイデアラッシュを検証します。
それから企画に取りかかります。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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